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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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冬の日の手のささくれは、すでになくなる。

冬にしつこくできた手の指のささくれは、春になって治ってしまった。ささくれができるのは、親不孝のためだとも言う。もしかしたら、生前の父母に私が孝行していなかったのかもしれない。そんなことを思うと、父母が何となくなつかしく感じる。方丈記にも、父母に対する鴨長明の記述があった。彼ほどの独立心が強く、反社会性をもった人でも、ときには父母を恋うものかと、私が不思議に思ったくだりである。
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