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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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もう一度行ってもみたい、なつかしい場所。


かつて行った場所で、何となくなつかしい思いがして、もう一度行ってみたいと思うことがある。

私は、小学校に上がる前に鎌倉の扇ガ谷に住んでいた。そしてその谷戸の突き当りが海蔵寺。横から山のほうへ抜けると化粧坂(けわいざか)、さらに銭洗い弁天を抜けて源氏山であった。旧大仏切り通しを抜けて、長谷寺で遊んだこともしばしば。入場料などが、なかった時代だ。

しかし、それならば一日がかりで行くことができる。
もっとなつかしい場所があるが、それがどこかがわからない。もしかしたら、探してもすでにその場所はなくなっているかもしれない。自分自身の原風景やデジャビュ(既視感)なども、意味がわからないままに気がかりである。

つきつめて考えると、母の胎内などに行き着いてしまうのではないか。
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