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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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「犯行に及ぶまで」なる小説を書く。


ある男が、ある犯罪を決意して綿密な計画をたてる。そして、犯行に及ぶのである。私は、そんな短編小説を書こうと思った。

しかし、考えてみれば私は実際にその犯行をした経験がないのである。
そこで、いろいろと考えてみた。
でも、どうしても「主人公の犯罪の心理」や「心の内面の葛藤」がわからない。そんなわけで、作業は進まない。挫折したのである。

『イワン=イリッチの死』という小説がある。
ある男の死ぬまでの心理状態が、恐ろしいほどの克明な描写で書かれている。私は、それを読んだときに「この人は、それまでに死んだ経験がないのに、何ともよく書けているなぁ」と感心した。
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