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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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いつの間にか、古来稀(こらいまれ)になっちゃった私。


間もなく、古希(こき)である。考えてみれば、よくここまで生きられたものだ。人生の持ち時間も、残り少なくなってしまった。それでも、日々元気に何事もなく過ごせるので、つくづくありがたいと思う。

晴れている日は、小さい散歩をする。電車に乗ってどこかの駅で降り、その周辺をぶらぶら歩く。とくに目的はない。神社や仏閣を回って、参拝をする。公園や名所があったら寄る。
そうかと言って、信心が深いわけではない。また、そのご利益(りやく)を求めているのでもない。つまり、足が萎(な)えないため。何とか歩けるうちは、少しでも歩く。

そのためには、ちょっと見知らぬ場所のほうがよい。興味をもって、いわゆる小さな知的探検ができるからだ。「鬼のいぬ間(ま)の洗濯」ではないが何とか歩けて、目もしっかりしている間の習慣なのである。
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