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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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人間は一代限り、脳の不気味さ。


人間は、記憶そのものを直接には子孫に伝えられない。
遺伝子を通じて、本能とか直感のような程度でしか伝えられないからである。
そこで、いずれの世代でも改めて初めから学習をする必要が生じる。

その点に関しては、野生の動物や昆虫などにも劣っている。
哺乳類でも、たいがい生まれてすぐに歩けるようになる。しかし、人間の場合は非常に時間がかかる。

脳が可能性をもっている反面、白紙に近い状態にあるからだ。
つまり、他の器官に対して脳は欠陥(けっかん)をもっているとしか考えられないのだ。

そこが、脳の不気味なところである。
あたかも、脳が人間に寄生をしているような感じがしないでもない。
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