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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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気が違いそうになるほど、なつかしいこと。


そのことを思い出すと、気が違いそうになるほど、なつかしい思い出がある。ふつう、過去の思い出は苦(にが)いことが多い。ゲーテほどの人でも、「あまり楽しいことはなかった」と、エッカーマンに言っている。かつて読んだ本に、そんなことが書いてあった記憶がある。

思い出す度に、気が違いそうになるほどなつかしい記憶がある。おそらく、誰にでもあるであろう。

私の場合、それは些細なこと。過去の思い出ではあるが、見た光景や誰かとした会話など。あまり決定的なことはなかったけれども、自分にとっては思い出すだけでも、興奮をするほどのなつかしさなのである。なぜ、そんなことがあるのだろうか。
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