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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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人生の意味知りたくて、『法華経』を読む。


ここのところ、『法華経』を読んでいる。鳩摩羅什の漢訳と、岩本裕がサンスクリットから訳した『正しい教えの白蓮』が偶数・奇数ページに対応させてある岩波書店の文庫本である。上・中・下の三分冊になっていて、なかなか読み応えがある。

最初の序品(じょほん)第一には、釈迦の言葉はいっさいなくて、イントロダクションである。それでも、漢訳は「如是我聞」から始まっている。サンスクリット訳のほうは、「いわれ」という章になっている。

何回か読んでみたが、全体的にスケールの大きな、ちょっと大風呂敷を広げたような感じの本である。それでも、たとえ話がいくつかあって、なかなか興味深い。放蕩息子の話などは『聖書』のプロディガルサンとまったく同じ。また、常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)の章は、とくに身近な感じで印象的。
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