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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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愚かなり、求められないことをするのは。


伝教大師(でんぎょうだいし)のお言葉に、「悪事を己に向かえ、好事を他に与え、己を忘れて他を利するは、慈悲のきわみなり。」とあった。伝教大師は天台宗の開祖で、最澄(さいちょう)の諡号(しごう)である。

つまり、「いやなことや悪いことは自分自身で迎(むか)え、好いことは他人に対して行いなさい」というような意味ではないだろうか。そのような人が社会に多くなったら、住みよい娑婆(しゃば)になるはずだ。

私は、さらに「金持ちになってほしい」とか「有名になってほしい」などとは、誰からも求められていないのに、自分だけが求めるのはまったく愚かなきわみだと思う。そして、少しでも観世音菩薩のような施無畏者になりたいと思う。
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