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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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新しいものは不要の齢(よわい)となりぬ。


若いころは、欲しいものばかり。何にでも興味があって、欲望がとても強かったみたい。しかし、古希にもなろうという時期になると、だいぶ違ってくる。たいがいのことは、手に負えないのである。

それは、気力が減少したかもしれないが、新しいものに対する興味が失われたためかもしれない。つまり、自分自身にとって新しいものとは何か?

いつしか、そんなことを考えるようになったためであろう。新しいと言っても、天下がひっくり返るようなことは少ない。多少の目移りの程度では、動じなくなったのである。
そんなわけで、あまり新しいものを欲しいとは思わない。それよりも、心の平安が強く望まれるのである。
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