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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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バカばかり多い世の中、バカらしくなる。


バカばかり多い世の中である。むろん、自分自身もその一人。つくづく自分の愚かさ・バカさ加減がいやになる。客観的に見て、社会はバカの集団であるようだ。

しかし、全体的にはバカであるが、その部分部分では優秀な人がいる。そして、そのような人のお陰で社会が成り立っている。つまり、ごく一部のその専門ではバカでない人の努力によって、全体が支えられていることになる。

そんなことが、最近になってわかってきた。そんな中で、自分は専門がなく、あらゆる点でバカの部類だということが、身にしみて理解したのである。その理解の中には、なぜかそのような構造が、社会を維持するために有効な方式であるということも、やはり身にしみて感じるようになった。
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つきつめて思うことなく一生終わる。


だいぶ以前に、「つきつめて思うことなく、迷いつつあり。」というのを作った。そして最近になって、ふと「このまま一生が終わってしまう」のではないかと、心細く思うようになった。

何となく古希を過ぎて、やっとわかった人生の意味である。とっぴな考えであっても、それを自分自身で納得すればよいのではないか。

もしかしたら、ムダな人生だったかもしれない。それでも、自分なりに最大限がんばってきた。結論が完結するほどには、つきつめて思わなかったけれども、ずいぶんと考えたことも事実。つまり、結論が出なかったので「つきつめて思うことなく」などと言わなければならないのである。もしかしたら、努力ではなく能力が不足していたのかもしれない。
地図を見る楽しみありて、パソコン飽きぬ。


グーグルやヤフーの地図を見ていると、いつまでも飽きない。地図上の場所をドラッグして引っ張ると、どこまでも見ていける。また、縮尺も自由に変えることができる。さらに鳥瞰図というか、航空写真も楽しい。

グーグルの地図ではストリートビューと言って、町並みの様子や景色を見ることもできる。おそらく、自動車に魚眼方式のような大型カメラを積んで走って、主要道路周辺を撮影したのであろう。

そんなふうに地図を見ていると、つい時間が経つのを忘れてしまう。むろん、まだ行っていないところを調べるほかにも、すでに何回か歩いたところを見ていくことも面白い。地図は、私にとって一つの知的空間であり、興味つきないゆえんである。
将来は、自分自身で構築しよう。


将来といっても、そんなに遠い先のことではない。私は、すでに古希を過ぎているので、「なるようになる」などとは言っていられない。近い未来のこと、つまり死後の問題などをぼつぼつ考えておかねばならないということである。

死んでしまえば何もなくなるのであるから、そんなことは必要でないという人もいる。しかし、それは浅はかな考えだと思う。不勉強であったり、人生に不真面目な人の非常識な浅知恵ではないか。

それは、あたかも家を建てるときと似ている。あるいは、外国に旅行をするときの心積もりと同じなのではないだろうか。いわゆる知的空間へ行くのであるから、それなりの準備が必要であることは否めない。
有意義な情報だけど、知らないままに。


現代社会では、身の回りに情報が氾濫している。いきおい、気づかないまま過ぎてしまうことが多い。有意義な情報だけを選んで、見ている人は少ないというのが現実であろう。

いったい、知る必要のないことをせっせと覚えたり、反対に知らなければならないことをなおざりにしていることが多いのはなぜか。まったく、困ったことである。情報過多の時代に起こりやすい現象の一つであろうか。

また、何が有意義で何がそうでないかがわからない。それこそ、ノアの箱舟を作っていたら、馬鹿にされてしまうだろう。健康についても多くの情報が氾濫している。個人差があるので、一概には言えないことを一律に言う。有意義なことを誰もがしていたら、国中に健康な人が満ち溢れていたことでしょう。
夜は寝て、昼は働く、それが当然。


今までは、当然のことをしてきた。しかし、古希を過ぎたころから自分自身の生活のリズムに異変が生じた。つまり、夜に熟睡ができないのである。午前三時ころに、目が覚めてしまう。

しかたがないので何かを始めるが、しばらくすると疲れが出てくる。いったいどうしたことだろうか。もしかしたら、いわゆる自律神経失調症かもしれない。

ホメオスタシスつまり体内のフィードバックが、機能的にできなくなったようだ。ホメオスタシス(homeostasis)とは、身体の諸システムが外的・内的環境の変化を受けながら、常に個体またはシステムとしての秩序を安定した状態に保つ働きのこと。恒常性とも言うが、その機能そのものが加齢とともに失調をしてしまったようである。非常に困った問題である。
なつかしい人、久々に会って減滅。


なつかしい人に、ずいぶんと久しぶりに会うことがある。そして、たいがいの場合、想像に反して減滅をするのである。クラス会などに行ったりして、そのような経験をすることが多い。

それぞれに社会的には成功をしているのだが、必ずしも人間的に成長をしたとは言えないようだ。自分自身の立場や会社の利益を優先させたため、何となく我田引水になっているみたい。

少なくとも、記憶に残っている若い時代の清々しい面影を残していて欲しいと願ったのだが、そのような人は少ない。悪く言えば、表面の穏やかさの裏に狡猾さが潜んでいる。それが、社会の中で成功するための重要な基本であるから、仕方がないのかもしれない。再会をしなかったほうがよかったなどと、思うことが多いゆえんである。
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