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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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ことごとく、自分が知るか、わかるしかない。


ことごとくのことを自分が知るという意味ではない。すべてのことは、自分なりに知るか、わかるしかないということである。近代科学は専門化をして、非常に細かいことまでわかるようになった。また、芸術なども高度な技術をともなって素晴らしい域に達している。

しかし、そんな中で自分自身は最先端の知識を理解するための基礎もないし、芸術を鑑賞する才能などもない。実際は、自分にとって専門的な知識がほとんど理解できないし、高度の芸術もわからないことが多い。

とどのつまり、自分なりにわかっていれば、それで仕方ないということになる。わかろうとしても、技術力の基礎がないので限界がある。まして、芸術的なセンスなどは努力をしても得ることができないだろう。『方丈記』の「寄居虫(がうな)は、小さき貝をこのむ。これ身知るによりてなり。みさごは、荒磯に居る。すなはち、人を恐るゝが故なり。」である。
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