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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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どうしても、さるぼぼを見た場所、思い出せぬ。


京王線沿線のどこかの駅から歩いていたとき、小さい祠の中にさるぼぼがたくさん糸で吊してあった。それが、どこか思い出せないのである。Windowキーで「人形」「糸で吊した」「祠」などとしても出てこない。「さるぼぼ」という言葉は、まだ知らなかったときだから、むろんダメ。

飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言う。だから「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味。災いが去る(猿)ということで、お守りなどとされる。基本的な形は、赤い体に赤くて丸い顔。目と鼻と口は省かれている。そして、赤い手足。黒い頭巾と黒い腹掛け。

それが糸に吊されて数多くあったのが印象的。そして、この「さるぼぼ」という言葉を添えようとして探したのだが、まだ見つからない。どこかの野辺にあった小さい祠の中であったことは、はっきり覚えているのだが、……。
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