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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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人生のおおかた終えて、後は死ぬだけ。


若かった時代は、とっくに過ぎて古希になる。つまり、人生のおおかたが過ぎてしまった。後に残った大事といえば、自分自身が死ぬことであろう。考えてみれば、今までの時間が「あっと言う間」に過ぎ去ってしまったみたい。

しかし、まだ死んだ経験がないので、死んだ後のことはわからない。だから、何となく心配のことがある。例えば、死後の生のこと。脳がすべてを感知するから、その脳が焼かれてしまったら、もはや考えることもできないし、判断をすることもできないという。それが、現代科学の常識であろう。

そうは言っても、何となく割り切れない感じがする。昔から言うように、魂という概念か、知覚や念だけが死後も残るという心配である。そして、よくいうように「死んでも死に切れない」などという葛藤の状態を恐れる。いったい、「こころ」とは何であろうか。
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