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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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幾重にも折り重なって、さざ波進む。


私は、川の流れを見るのが好きだ。よく多摩川の岸辺に座って、流れを眺めている。『方丈記』の冒頭「行(ゆ)く川の流れは絶えずして、しかも もと(本)の水にあらず。淀(よど)みに浮ぶ うたかた(泡沫)は、かつ消えかつ結びて、久しく止(とゞ)まる事なし。世の中にある人と住家(すみか)と、またかくの如し。」などを考えながら。

ちょうど階段状になっている場所の上手が淀みになっていて、そこを過ぎると流れが速くなり、さざ波ができる。それを見ていると、いつまでも飽きない。

アオサギは警戒心が強いためか、あまり近くには来ない。しかし、コサギは流れの向こう側くらいまで近づいてくることがある。コイもいるが、水がきれいになってアユやハヤなども復活してきたのであろう。
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