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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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内側も、外側もない不思議空間。


私たちの人体は、遠い過去にはパイプのようなものだったらしい。つまり、ミミズのように体内には一本だけの単純な消化用の筒があったのではないか。それが、機能を分担する各器官の発達によって、次第に複雑になってきた。

そんなわけで、現在でも口腔や胃の中・肺の中などは体外とも考えられる。浮き輪やドーナットに例えれば、中心の穴の空いているところ。すると、体内というのは浮き輪でいえば空気が入っている部分になることがわかる。そしてそこは、内側であっても一連の皮膚で守られている。

なぜ、そのようなことを考えるかというと「外包」と「内包」という概念を使って、人間を定義しようとしているからである。外側にある一連の皮膚で囲まれている部分を自己と考えるのは、社会的に、さらには宇宙的規模で考えると、未発達な脳のもたらす錯覚または幻影になってしまうからだ。
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