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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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現実の問題となる老いと衰え。


若いころには、そんなことを考えたことはなかった。しかし、古希を過ぎてから老いと衰えが、自分自身の問題であると考えざるをえなくなった。心細い限りである。

気持ちは若くても、身体は日に日に衰えていく。老いは、元来そのようなものらしい。老いたから衰えるのか、衰えたから老いるのか、そんなことはどちらでもよい。自分自身が何としてでも、老いと衰えを避けたいと思う。それが、実現不可能なこととわかっていても。

身体の衰えの心配は、すでに四十歳前後からあった。それでも、それなりに頑張ったものである。しかし、脳の衰え、つまり恍惚の人になったり、アルツハイマー病になる心配は、最近になってはなはだしい。なぜそんなことを言うかというと、親しかった回りの人たちが、次々とそうなっているから。つまり、現実の問題となってしまった人が、あまりにも多いからだ。
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