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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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道元の『正法眼蔵』に、ない言葉あり。


むろん、大内青らんの『修証義』にもない。異本の中にあるだけで、岩波版の水野弥穂子(やおこ)氏の『正法眼蔵』などにもなかった。懐奘の『正法眼蔵随聞記』などを調べたが、やはり同じ。

その言葉は、
<切に思うこと、必ず遂ぐるなり>
(原文は「切に思ふこと、必ず遂ぐるなり」)だったと思う。

おそらく、写経をしている人が、そこに自分自身の考えを入れたのであろう。まさしく、その通りである。道元の『正法眼蔵』には、「歯の磨き方」から「お尻の拭き方」まで書かれていて、何となく細かいことまでこだわる道元の性格が出ているような気がする。そんな中に追加された言葉だけに、秀逸である。
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