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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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わからないこと多くあり、そのまま終わる。


科学万能の時代という。本当に、そうであろうか。確かに、分子化学が進み、遺伝子工学によって人間の構造もわかってきただろう。しかし、ヒトに関する仕組みがわかっても、なぜ自分がヒトであるのかとか、死んだらどうなるのかなどは、さっぱりわからない。

そんなことは、よくある。例えば「月の錯覚」などは、いまだに未解決のまま。月や太陽が、なぜ地平線で大きく見えるかについて、「光の屈折説」「瞳孔・水晶体説」「比較・対比説」「地平視角説」「天空形状説」などがあり、近年になっても研究が次々と発表されているという。

私には、わからないことが多く残って、このままでは死にきれない気がする。つまり、心配のまま死んでしまうと、そのままその問題に直面するのではないかという恐れがあるからだ。ソクラテスの言葉ではないが、「わかっていないということが、わかっていない」のであろう。
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