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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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プラトンが「ソクラテス言う」と書いたことは?


いつも思うことであるが、歴史上の問題にあいまいなことが多いということ。事実が誇張されていたり、歪曲されている場合もあるからだ。

ソクラテスは、著作を残していない。実在をした人物で、かなりの人柄だったとは思うが、プラトンの記述やクセノフォーンの『ソクラテスの思い出』などから知るほかはない。しかし、クセノフォーンはプラトンとは異なる立場から師の言行を見たり聞いたりしたままに書き残している。

今となってはどうすることもできないが、そういうことは他にもあると思う。『新約聖書』などは、どうであろうか。また、『正法眼蔵』の「切に思うこと、必ず遂ぐるなり」などは、コピー機がなかった時代の書写をするときに、思いついて書き足したのであろう。著作権などという概念のなかった時代に自分自身の意見を原文に加えたり、誰かに言わすのは効果的であったかもしれない。
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