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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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キンショウバイ、母ありし日の懐かしき味。


キンショウバイは「錦松梅」と書く。鰹節・白胡麻(しろごま)・椎茸・木耳(きくらげ)・松の実などが入ってる一種のふりかけである。

私の母は、栄養学などをあまり知らなかったのかもしれない。私がまだ幼少で食べ盛りのころに、よくおかか(鰹節を削ったもの)や昆布煮などをごはんにかけてくれた。ときには、キンショウバイもあった。松の実の味のなつかしさでわかる。つまり、母ありし日の懐かしい味がするのだ。

そのキンショウバイを知人がやはり母上のご要望で、聖蹟桜ヶ丘のデパートで求めた。そして、そのおすそ分けとして200グラム入りの袋をいただいた。さっそく夕ご飯のときに食べて、自分が幼かったころの母のなつかしい味を思い出したのである。むろん大人になってからも、いただいた佃煮の詰め合わせなどにあったが、そのときは母のことを思い出したりはしなかった。
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