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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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ハナアルキ、実在したかどうか知りたい。


鼻については、不思議なことが多い。パスカル『パンセ』にあるクレオパトラの鼻の話、芥川龍之介の禅智内供(ぜんちないぐ)の『鼻』、そして白井弁十郎(シラノ=ド=ベルジェラック)の鼻など。いずれも、興味がつきない。

自分であることを示すのに、自分の鼻を指差すことも不思議である。まるで、鼻自体が自分自身であるようなしぐさである。また、動物園で象の鼻の動きを見ていると、感心してしまう。

さらに、不思議なのは鼻行類。ハナアルキである。体をラン(蘭)に似せたり、ナメクジのように這うものがいるかと思えば、ジェットで飛ぶものもいる。中には鼻が四つあって、それらを脚として歩く。共立出版の学術書形態になっているので、私には記述がいんちきだとは思えないのだが、……
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