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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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地下鉄の不安について思うことあり。


いつも、地下鉄のお世話になる。とくにシルバーパスになってからは、無料で乗れる都営地下鉄でもある。中でも、私は大江戸線のファンである。しかし、後になって開通した路線のためであろうか、かなり地下の深いところを走っているようだ。したがって、駅も地中深くにある。

なぜか何となく、不安や恐ろしさを肌で感じることがある。もしかしたら、黄泉(よみ)の国を走っているのではないかというような錯覚をする。『古事記』の文章などが、思い出されることもしばしば。それがどう関係するかなどとは、まったく脈絡もなく、自分でもわからないままに。

サリン事件も、実際にあった。また、以前に知ったいろいろな記憶。例えば、諸星大二郎『地下鉄を降りて……』とう短編は、心理的に追い込まれたような不安さを今でも生々しく感じるものであった。
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