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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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欲しがるな、それに反して捨てることなり。


『一言放談』(いちごんほうだん)に、次のような条(件・くだり)がありました。

原文:<或上人同法を戒(いましめて)云、物なほしがり給ひそ。儲(たくわえ)はやすくて、捨(すてる)が大事なるにと云々。>
意味:「ある上人が念仏仲間を戒めて、『物を欲しがってはいけません。貯えることはいとも簡単ですが、むしろ捨てることが大事なのですよ。』と語られたのです。」

「同法」は単に仲間と訳しましたが、厳密には「同じ師について仏法の修行をした仲間」を言います。『一言放談』の抜粋文は、『徒然草』にも記述されている。卜部兼好(誤って吉田兼好とも)も、大いに感銘を受けたに違いない死のエピグラムである。
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