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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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束の間の事がらなのか、人の一生。


マルクス=アウレリウスは、『自省録』の中に次のように書いている。

<人間に関することは、すべてかりそめであり、つまらぬものであるかを絶えず注目しなさい。身体と言っても、昨日は少しばかりの粘液、明日はミイラか灰。だから、このほんのわずかの時間を自然に従って歩み、安らかに旅路を終えるがよい。あたかもよく熟(う)れたオリーヴの実が、自分を産んだ大地を讃(ほ)めたたえ、自分を実らせた樹に感謝を捧げながら、地面に落ちて行くように。>

これは、すばらしい洞察だと私は思う。他に「死」に関する記述を見たが、この一生については「束の間の事柄」としてとらえている。また、「死後の名声」を望むことについても、記憶全体が消滅してしまう空しいことと言っている。
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