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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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解脱云う、一年は無常、死のきざみなり。


学生時代に読んだ『一言放談』(いちごんほうだん)に、次のような条(くだり・件)がありました。

原文:<解脱上人云、一年三百六十日は、みな無常にしたがふべき也。しかれば、日夜十二時(とき)は、しかしながら、終焉のきざみと思ふべし。>
意味:「解脱房貞慶上人がおっしゃった。一年は三百六十日あるといっても、そのすべては無常の理(ことわり)にしたがっているのですよ。だから、その日その日が、そのまま死への刻(きざ)みと思わなくてはなりません。」

『一言放談』は、『徒然草』にも法然の言葉が引用されている。卜部兼好(うらべけんこう・誤って吉田兼好とも呼ばれている)も、大いに感銘を受けたに違いない死のエピグラムである。
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