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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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食うことと寝ることの間(ま)に、わずかに学ぶ。


寝食(しんしょく)を忘れて、学問をするなどと言う。しかし、それが本来の姿であろうか。実際には、日々食うために働いたり、動いたりしてきた。そして、食ってからある時間が経つと寝る。寝ると、そのまま眠るのである。

「くっちゃね」と言って、ののしることがある。しかし、それは近代になって植え付けられた躾(しつけ)などの概念だろう。野生の動物などを観察していると、人間の場合はかなり異なっていることがわかる。食事と睡眠の間に少しだけ学ぶことが、人生のすべてかもしれない。

古くは、食事そのものも必要に応じてしたらしい。当然のことだが、朝食はなかった。源氏物語の時代では、帝(みかど=天皇)でも昼になってから、一日の最初の食事をとった。朝飯をしっかり食べるようになったのは、ごく近代のことである。なぜならば、道元がそれまでのしきたりに反し、軽い朝食を始めたという記録があるからである。
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