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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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よく見ると、それぞれの顔、異なりており。


ミスドで一時間くらい、コーヒーを飲みながら外を見ている。なかなか面白い。道行く人の有様である。しかし、ここで言うのは人間ではなく、仏像のことだ。寺院に参拝し、写真を撮ってくる。帰ってからお顔を拝見すると、それぞれに異なっていて尊い限りである。

仏像と言っても、単に仏師が作った作品にすぎない。いかに芸術的であり、信仰の対象になっていても、所詮それは神などの超自然の作品でないことは事実であろう。

それでも、仏師が心をこめて作った作品には、それぞれに感情が出ている。あるいは、自分自身の娘が死んで、その面影を観音の顔に残したかったのかもしれない。そんなお顔を、拝見することがある。パターン化されていないユニークなお顔やお姿もある。よく見ると、すべてが異なっているのである。
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