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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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二不残は、常日ごろから私の願い。


二不残(にふざん)とは、金銭を残さないことと名誉を残さないことである。つまり、一生が終わるときには金も名を残さずに、生まれた状態で死んでいく。そのような配慮が必要である。莫大な財産を残そうとしたり、何か名誉を残したいなどというのは、子供じみた愚かな幻影である。

それが死後の世界での安心立命であると考える。もしも財産が多いと、後の者たちがトラブルを起こす。また、銅像などが建っても誤解をされるであろう。名を残そうという人が多いと、銅像だらけになってしまう。

人間のすることは、なかなか完璧にはならない。他人がうらやむ状態でも、本人にとっては不満足なことが多い。そのようなギャップがあると、羞恥心や恥が残ってしまう。金と名声については、「黒い皮袋」に考え方を書いた。
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