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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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人生は、すべからくただ空しかるべし。


旧約聖書の『伝道の書』(コヘレットの章)ではないが、人生はすべてが空しいのではないか。つまり、「空の空」なのである。

「すべからく」は「須く」と書いて、動詞の「す」に推量の助動詞「べし」が付いた副詞である。つまり、「すべし」のク語法からできた漢文の訓読による言葉。ふつう下に「べし」を伴って、何かをしなければならないというような気持ちを表す。「当然だ」というような意味になる。例えば「老いてもすべからく健康を保つべし」などと使う。

「べし」にはいろいろあって、「当然」「適当・妥当」「可能」「勧誘・命令」「義務」「推量・予想」「決意や意志」などを表す。ここでは、「べし」で当然のことながら人生がすべて空しいと言い切っているのではないだろうか。


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