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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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敵・味方、争うことは愚かなきわみ。


人間同士が敵・味方になって争うほど、愚かなことはない。そうならないようにするほうがよいだろうが、なかなかそうもいかない。なぜならば、利害関係が対立するからである。

それでは、利害関係を対立させないようにすればよい。国家間の問題などはさておき、私はいま自分のことを考える。いったい誰と利害関係が対立するのだろうか。

その相手となるだろう人と付き合わないのがよい。『徒然草』第七十五段に「つれづれわぶる人は、いかなる心ならむ。紛るゝ方なく、唯一人あるのみこそよけれ。世に從へば、心外(ほか)の塵にうばはれて惑ひ易く、人に交はれば、言葉よそのききに隨ひて、さながら心にあらず。人に戲れ、物に爭ひ、一度は恨み、一度は喜ぶ。そのこと定れることなし。分別妄(みだ)りに起りて、得失やむ時なし。惑(まど)ひの上に醉へり、醉(よい)の中に夢をなす。走りていそがはしく、ほれて忘れたること、人皆かくのごとし。」とある。私も、そう思う。
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