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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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新しい出会いを求めて寺を経巡(へめぐ)る。


まだ行ったことのない寺を私が経巡っているのは、仏像や観音像との新しい出会いを求めるためである。ご本尊になっていて、ふだんは外から見れない像や、いわゆる秘仏などは対象外だ。いつ行っても、境内に佇(たたず)んでおられる像などが、私の目的なのである。

仏や観音などと言っても、所詮は人間の作ったものである。しかし、それでも一種の芸術作品となって、単に信仰の対象ばかりでなく、鑑賞のターゲットとなるのでうれしい。

境内をぐるっと回ると、はっと息を飲むような像があったりする。あまり有名でない像であっても、たまたま行ってお目にかかることがある。そんなときは、至福の至りで何とも運がよかったなどと思う。それこそ、仏さまや観音さまのお導きではないかなどと考えるのである。
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