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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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本棚の奥に忘れた、なつかしい本。


本との出合いも、人との出会いに何となく似ている。しばらく親しく付き合った人が、病気や引越しのために、会わなくなったりする。そして、そのまま久しくご無沙汰になってしまう。

私の本棚は、ミリオンラックというのが五つある。しかし、すべての本が並べきれないので、小型の本は二段にしてある。二段というのは、並べた前にもう一列を並べる。つまり、二倍の本を格納するため。

そうすると、奥のほうにある本は、背に書いてあるタイトルが見えない。前の列の本をどかさないと、よくわからないのである。だいたいは覚えているが、中には忘れてしまったものもある。そんな忘れていたなつかしい本が出てくることがある。そして、かつて親しかった人と久々に会うような気持ちになる。
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