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rikの新句(十九音)独り言。固定概念にはとらわれず、現時点で「生きている証明」をしました。
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人生は、帰るところが在(あ)る旅である。


日々帰るところに帰って休む。ホームレスでも、睡眠はする。つまり、眠りが帰るところなのである。そして、次の日には再び旅に出る。私の旅は小さく、せいぜい都内をうろちょろするだけである。

そんなことを毎日やっている。小さい旅の連続である。しかし、やがて死んでしまう。すると、帰るところのない旅になる。すなわち、生きていたときのように反復して戻ることが、もはやできない。

生き生きとしている野菜も、買って三日ほど置くとしおれてしまう。水をやると回復することもあろう。しかし、いったん枯れてしまうと、もはや新鮮には戻らない。それは、あたかも人生のようなものであろう。生きているうちは回復ができるのであるが、死んでしまうとどこにも戻れない。ただじっとして、耐えているだけである。そんなことがわかってきた。
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